今日はじめて知ったインターネットミーム「リミナル・スペース」。
ざっくりした説明だと“ガランとした無人の空間や建造物の画像、特に不気味さと同時に美を感じさせるもの”といった感じ。2019年ごろから広まったそうです。世の中にはいろいろな界隈があるんだね……。
「どこにでもある光景なのに違和感を覚える」「この風景を昔見た気がする」「不気味だけど惹かれる」みたいな気持ちになる風景。テイストに差はあれど「人の気配が残っている無人の空間」であることが前提らしい。「liminal space」で画像を探したら「あ~~この概念、名前ついてたんだ!?」というのが出てきて楽しかったです。ホラーやアドベンチャーと相性が良いのかインディーゲームの題材にもなってるしそういやTwitterのタイムラインで画像見たことある気がするよ……?
ちょっと前に「明るい廃墟」として有名になった「ピエリ守山」(現在は復活しているそう)とかレイトショーが終わった後に通り抜けるイオン店内とか真夜中のサービスエリアとか。アートだとジョルジョ・デ・キリコの絵とか「養老天命反転地」に感じるアレだと思う。
きさらぎ駅とか廃墟写真や超芸術トマソンとも隣接してそうなジャンルだと思います。知らんけど。
『星旅少年』と「Dream pool」
坂月さかな先生の『プラネタリウム・ゴースト・トラベル』『星旅少年』のシリーズが好きなんだけど、その理由がまたひとつ明らかになった気がする。あのシリーズも人が少なくなってしまった場所の話をしているので。
リミナル・スペースの派生として人工的な空間が水に浸っている「Dream pool」というジャンルがあるらしいんですが、これもかなりグッとくる。Blender製とのこと。
去年始めたBlender、おもちゃっぽいものが好きなのでフォトリアルな方向はあまり興味湧かないな~と思ってたんだけど、こういう自分の好きな風景が自力で作れるならそっちも勉強していきたいな。パソコンのスペックもっと高くしておけばよかった……。水のレンダリングすると負荷がすごくて。
作りたいものがいっぱいあって寿命が足りなさそうなのでできるだけ健康で長生きしたいなと思いました。